2015年06月03日
株式会社LIXILが2003年(平成15年)9月から2013年(平成25年)6月まで販売したトステムブランドのバスルーム「レフィノⅣ」に搭載、またはトステムブランドのバスルーム「LS」、「レフィノ」シリーズの修理交換用として販売した“バスルーム換気乾燥機”(製造:マックス株式会社)において、一部の部品に不具合があり、稀ではありますが、製品内部から発火する可能性があることが判明しました。このため当社では、対象となる機種をご使用の皆様に、今後とも安心してお使いただくため、対象機種全数(合計約17,000台)について無償で部品交換を実施します。
本件につきましては、2015年6月4日付の主要新聞朝刊に、お詫びとお願いのリコール社告を掲載し、お客様に広くお知らせをするとともに、専用のフリーダイヤルを設け、お客様からのお問い合せに対応します。
当社では、このような事態が生じましたことを重く受け止め、お客様に大変なご心配とご迷惑をおかけしましたことを謹んで深くお詫び申し上げます。
1.対象機種
販売会社名 | 対象品番 | 商品供給形態 | 期間 | 対象台数 |
トステム株式会社 (現 株式会社LIXIL) |
BS-58H BS-58HCX |
バスルーム「レフィノⅣ」に搭載 または、 バスルーム「LS」、「レフィノ」シリーズ の修理交換用 |
2003年 (平成15年)9月 〜2013年 (平成25年)6月 |
17,244台 |
※バスルーム「LS」シリーズおよび「レフィノⅣ」以外の「レフィノ」シリーズは、対象のバスルーム換気乾燥機が標準で搭載されておりません。修理時に交換用として対象機種を使用しております。
2.発生事象
対象機種の一部製品において、使用時に製品内部から発火する現象が発生しました。当事象による火災(ぼや)が2件[2013年(平成25年)1月 兵庫県神戸市、2014年(平成26年)12月 埼玉県さいたま市]発生しております。
3.原因
事故現品の調査および原因究明の結果、温風ヒーターの安全装置である温度ヒューズの封止樹脂剤が高湿環境下での長期使用で劣化し温度ヒューズ内に湿気が入ることで、温度ヒューズ内部の遮断部品が水に溶解して接点が不完全接触となり発熱し、これにより近接の樹脂部品が発火、延焼することが判明しました。
※部品交換が終了するまでは「乾燥及び暖房モード」を使用しないようお願いします。
4.対応内容
① 2015年6月4日付の主要新聞紙上に「お詫びとお願い」のリコール社告を掲載し、あわせて弊社ホームページでもお知らせします。
②「バスルーム換気乾燥機」の無償部品交換に関する受付専用フリーダイヤルを設置し、お客様からの問い合わせに対応いたします。
③ 対象機種をお使いのお客様には、無償で部品交換を実施します。
④ リコール社告、無償部品交換およびお客様対応は、バスルーム換気乾燥機 製造会社のマックス株式会社と共同で実施します。
5. 「バスルーム換気乾燥機」無償部品交換のご連絡窓口
マックス・LIXIL(リクシル)受付窓口
フリーダイヤル …0120-264-803
受付開始 …2015年6月4日(木)
受付時間 …9:00〜17:00 (土・日・祝日・夏季休暇・年末年始を除く)
※2015年6月は土・日も受付します。
■対象品番の確認方法
バスルーム換気乾燥機には対象品番の表示がありません。
バスルーム入口に設置しているリモコンのご確認をお願いします。
●リモコン
●バスルーム「レフィノⅣ」
●バスルーム換気乾燥機