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LIXIL Water Technologyを組織改編
経営体制を強化し、内部統制と効率化を推進

2016年03月07日

株式会社LIXILグループ(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明、以下LIXILグループ)は、海外事業の経営体制の強化および統合的な経営を実現するため、株式会社LIXILで水まわり事業を担当するLIXIL Water Technology (LWT)の組織体制を簡素化します。LIXILグループでは、グループの子会社のガバナンス体制と内部統制システムの強化を推進しており、今回の組織改編はこうした継続的な取り組みの一環です。

今回の組織改編により、株式会社LIXILの代表取締役社長兼CEOの瀬戸欣哉が、責任の範囲を広げ、LWTのグローバルな事業を直接指揮します。LWTの世界各地域の責任者である、ヨーロッパ・中東・アフリカ担当CEO兼GROHE AG CEOのMichael Rauterkus、南北アメリカ担当CEO兼American Standard Brands CEOのSteven Delarge、LWTジャパン CEO の有代匡、LWTアジアパシフィック担当CEOのBijoy Mohanの4名は変わらず、瀬戸の下で経営にあたります。この組織改編に伴い、LWTの現CEOであるDavid Hainesは2016年3月7日付で退任します。

LWTのChief Design Officerを務めるPaul Flowersは引き続きデザインチームを率います。また、株式会社LIXILのChief Technology Officer(CTO)を務める川本 隆一が、LWTのChief Manufacturing Optimization Officerを兼務し、グローバルに統合された効率的な生産体制とサプライチェーンを構築し、さらなるシナジー効果の創出を目指します。また、経理財務、人事、法務、パブリックアフェアーズの各部門については、LIXILグループのファンクションリーダーがそれぞれの部門を管轄し、LWTのファンクションリーダーの役割も担います。

LIXILグループは、LWTの組織改編により、成長戦略の迅速かつ着実な遂行に加え、内部監査、財務会計、財務監督に関する新しい施策やプログラムの導入、グループ行動指針に関する教育・研修、日本に本拠を置くグローバル企業としての規則や行動規範の遵守徹底を、さらに進めていきます。また、LWTの組織改編を厳格かつ確実に実行するため、豊富な実績を有するPMI(Post Merger Integration)の責任者を任命する予定です。

LWTの成長戦略には変更はありません。これまで通り、LWTの事業運営の独立性は維持するとともに、スピード感のある経営によって、成長戦略の実現と顧客視点のビジネスのさらなる成長を目指します。

株式会社LIXILグループ社長兼CEOの藤森義明のコメント

「今後は、瀬戸CEOおよびチームが新たな役割も担うことになりますが、瀬戸は経験豊富な本社のファンクションリーダーと共に、LWTのグローバルな事業拡大をリードしてくれるものと確信しています。また、今回の組織改編は、海外の子会社への直接的なガバナンスを強化するという当社の取り組みにも合致しています」

株式会社LIXIL社長兼CEOの瀬戸欣哉のコメント

「1月の就任以降、日本および世界各地で数百人の役員や社員と話をする機会を持ちましたが、LWTには、世界各地に非常に高い能力を有するチームと、そのチームを率いる経験豊富なリーダーがいることに感銘を受けました。LWTの事業は、今後さらなる成長が期待されており、今回の組織改編は、ブランドポートフォリオ全体を通じて、またすべての主要市場において、長期的な観点からビジネス機会の最大化につながると考えています」