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【ニュースレター】子どもたちとコミュニティの場を支援する「みんなの遊び場プロジェクト」に参画、
『南相馬 みんなの遊び場』に製品を提供しました
〜LIXILは同プロジェクトを通じて福島、東北を応援していきます〜

2016年05月26日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、「子どもたちを笑顔にしたい、子どもの笑顔にふれた大人たちも元気にしたい」という活動趣旨に賛同し、『南相馬 みんなの遊び場』の建設に協力し、窓やドア、トイレ、手洗い、タイルなどのLIXIL製品を提供しました。

南相馬 みんなの遊び場 外観

南相馬 みんなの遊び場 内観

「みんなの遊び場プロジェクト」は、子どもたちだけでなく、大人も一緒に遊べることをコンセプトに「砂遊び」をテーマにした“砂場”を取り入れたインドアパーク『南相馬 みんなの遊び場』の建設を建築家の伊東豊雄氏、柳澤潤氏の設計のもとに行うプロジェクトで、福島県南相馬市の鹿島小学校南側の一角に建設され、5月15日(日)に無事に竣工式を迎えました。

砂場で遊ぶ子どもたち

インドアの砂場をメインとするこの建物は、ひょうたん型の外壁と色合いも形も印象的な屋根が目を引きます。建物の中に一歩入ると、その屋根を支える柱と豊かな表情の木組みの天井に使われた木材の香りに包まれます。

竣工式では、鹿島幼稚園の園児たちが「幼稚園からお屋根が見える」とかわいい声で挨拶し、南相馬市桜井市長や伊東豊雄氏、柳澤潤氏らと一緒に砂入れ式に参加しました。オープン後は、子どもたちの歓声や、元気に遊ぶ声、大人たちの楽しげな話し声が響きわたりました。

LIXILはこれからも「みんなの遊び場プロジェクト」通じて、引き続き福島、東北を応援していきます。

<参考資料>

■ 「みんなの遊び場プロジェクト」について

プロジェクト名:みんなの遊び場プロジェクト
プロジェクトメンバー(五十音順):伊東豊雄、株式会社TSUTAYA、株式会社Tポイント・ジャパン、
福島県南相馬市、株式会社ポケモン、柳澤潤、株式会社ヤフー、株式会社LIXIL
発足日:2014年7月18日
趣旨:プロジェクトメンバーが有するさまざまなプラットフォームや知見、技術力などを最大限に活用し、子どもたちが安心して遊ぶことができ、また子どもたちを連れてくるご家族同士がコミュニティの場として継続的に利用できるインドアパークを福島県南相馬市に建設するための支援を行います。

LIXIL提供商材(一例):

トイレ

タイル・水栓金具

■ 南相馬 みんなの遊び場」竣工式・開所式について

5月15日(日)に、「南相馬 みんなの遊び場」にて竣工式・開所式が開催されました。施設の中で行われた竣工式では、建築家の伊東豊雄氏、柳澤潤氏らが出席し、挨拶を行った後、鹿島幼稚園の園児が入場し、砂入れ式を行いました。

伊東豊雄氏のコメント
「ここは子どもさんだけではなくてお母さんやお父さんも集まり憩うことで、人と人の絆を回復していただきたい。そういった意味では、『みんなの遊び場』は単に復興のためのプロジェクトではなくて、これからの新しい公共建築の一番小さな単位であり、また人と人とがつながり、新しい生き方が始まるということの原点になる施設であると考えています。」

柳澤潤氏のコメント
「建物が出来て、これから魂を吹き込んでいただくのは利用する子供たちとその親御さんたちになります。ここは音も良さそうですし、木の香りを感じながら、音楽会や落語会、また座談会などいろんなことに末永く地域で使っていただけるとうれしく思います。」

竣工式の様子

砂入れ式の様子

竣工式の後、施設の外で開催された開所式では、南相馬市桜井市長の挨拶とテープカットが行われました。桜井市長は、震災直後は街から子どもたちの姿が消えた時期があったことを振り返り、震災復興を進める中で、子どもたちを育て、教育できる環境を整えてきたことを誇りに思い、南相馬市が元気であることを高らかに宣言し、テープカットを行いました。

テープカットの後、参加者みんなが書いた絵馬を入口にある靴箱の上に設けられた場所にそれぞれに掛け、参加者が施設に入場しました。「南相馬 みんなの遊び場」には、「みんなの」子供たちが歓声を上げて遊んでいる声が響き渡りました。

開所式テープカットの様子

参加者が絵馬をかける様子

■ 「南相馬 みんなの遊び場」について

施設名称:南相馬 みんなの遊び場
建設地:福島県南相馬市鹿島地区鹿島字広町13番 (鹿島小学校南側)
構造:木造
延床面積:153.34㎡(約46坪)
着工日:2015年7月10日(金)
引渡日:2016年5月15日(日)
オープン日:2016年5月15日(日)
開館時間:9時00分〜16時30分
休館日:水曜日
児童館運営:福島県南相馬市
運営体制:2名
特長:南相馬の風景に浮かび上がるサーカス小屋のようなかたちをした遊び場です。一歩中に入ると力強い木造の架構が天に向かって積みあがり、力強さと穏やかさと優しさが混じった南相馬の新しいシンボルです。