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【ニュースレター】「スポーツ用義足を体験!走る楽しさを学ぼう!!」開催
子供たちが、世界トップクラスのパラアスリートと一緒に走り、楽しさを共有

2016年09月02日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉、以下 LIXIL)は、2016年7月30日、北海道広尾郡大樹町運動公園において、大樹町内の小学生から高校生までの40名に、運動の才能や障がい、年齢に関係なく、走る喜びを伝えるイベント、「スポーツ用義足を体験!走る楽しさを学ぼう!!」(主催:大樹町、大樹町教育委員会、共催:株式会社LIXIL、株式会社Xiborg、後援:公益財団法人LIXIL住生活財団)を開催しました。

参加した生徒たちと選手、為末コーチ、
ボランティアで参加した社員

3選手と一緒に、義足をつけてかけっこをする生徒たち

本イベントでは、チームXiborgとして活動する義足アスリート佐藤圭太選手のほか、春田純選手、池田樹生選手に加え、Xiborgのランニングコーチで元陸上選手の為末大さんが、集まった生徒たちに、自らの体験談を交えながら、スポーツの楽しさやチャレンジすることの大切さを伝えました。生徒たちは、選手やスタッフに支えられながら、健常者用の義足を装着して、歩いたり走ったりすることを体験しました。

本イベントは、世界で活躍するパラアスリートとの交流を通じて、子供たちが共生社会を学べる場を提供することを目的に開催しました。公益財団法人LIXIL住生活財団が、大樹町内に所有する施設を合宿施設として3選手に提供したことから、大樹町、大樹町教育委員会、Xiborg、LIXIL住生活財団と協力して実現しました。

LIXILは、「ユニバーサルな社会の実現」への貢献を目指しています。また同時に、CR(コーポレート・レスポンシビリティ)活動の3本柱のひとつに「多様性の尊重」を掲げています。LIXILが2020年に向けて掲げるスローガン“Feel the Moment 感動を、暮らしの数だけ。”で表現する「心躍る瞬間」を、年齢、性別、国籍、障がいなどに関係なく、すべての人に少しでも多く提供できるよう貢献していきたいと考えています。

LIXILは、高齢者や身体障がい者の生活の質の向上に貢献し、子どもからお年寄りまでひとりひとりが豊かで快適な住生活をおくるための、製品やサービスの研究・開発を進めていきます。

LIXILは東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のゴールドパートナー(住宅設備部材&水回り備品カテゴリー)です。

参考資料

【パラアスリート・コーチ】

佐藤 圭太 選手(25歳)

中学3年の時に「ユーイング肉腫」を発病して右膝から下を切断。静岡・焼津中央高時代に陸上を始め、中京大3年の時にロンドン2012パラリンピック出場。2年間の同大職員をへて今春、トヨタ自動車入社。
リオデジャネイロ2016パラリンピック 日本代表
【自己ベスト】
100メートル11秒82(アジア/日本記録)
200メートル23秒85。

佐藤選手のコメント

「リオ2016パラリンピックでは、リレーでメダルを狙える位置にいるので、ベストを尽くして皆さんの記憶に残る結果を出せるようにがんばります」

春田 純 選手(38歳)

15歳の時に「骨肉種」を発病して左膝から下を切断。24歳の時に義肢装具士の沖野氏と出会い、陸上を勧められたのが走り始めたキッカケ。ロンドン2012パラリンピック出場(400メートル4位入賞)
【自己ベスト】
100メートル11秒95

春田選手のコメント

「障がいがあっても、少し道具を使えば、みんなと同じようにスポーツや色んなことが出来ます。是非リオ2016パラリンピックを見て、周りの人に色々教えてあげてください」

池田 樹生 選手(19歳)

先天性障害で、生まれた時から右膝下と右腕の肘から先に障害を抱える。
高校から陸上競技を始め、100メートルと400メートルが専門。(中学時代はバスケ部)
2016年6月のジャパンパラ大会にて400メートル57秒40で日本新記録を樹立。
【自己ベスト】
100メートル12秒19
400メートル57秒40(日本記録)

池田選手のコメント

「初めて義足を履いてみたこともチャレンジの1つ。これからも、いろんなことにチャレンジしていってもらいたいと思います」

為末 大 コーチ(38歳)

男子400メートルハードルの日本記録保持者。
2001年エドモントン世界選手権で、スプリント種目日本人初のメダリストとなる銅メダルを獲得。
2005年ヘルシンキ世界選手権銅メダル獲得。
オリンピックはシドニー2000大会、アテネ2004大会、北京2008大会出場。
2014年からXiborgランニングコーチ。

為末さんのコメント

「選手たちの義足の感触が分かったら、リオ2016パラリンピックを見るのも、より楽しくなると思います。今日習ったことを思い出して、これからもスポーツを楽しんでください」