2017年05月25日
株式会社川島織物セルコン(本社:京都市 社長:山口進)は、最高級ファブリックコレクションSumiko Honda より新作 「桜咲き」 を発売します。
チェルカーレ
Sumiko Honda シリーズは、“日本の四季を愛でる”を基本コンセプトに、トップデザイナー本田純子が、企画・デザインから設計、プロデュースまでを一貫して手がける、川島織物セルコンのオリジナルブランドです。四季の移ろいや、光と陰、水や空気の流れなど、日本ならではの自然の情景を、自身が得意とする織物設計※技術を存分に活かし、植物の微妙な濃淡などを織物の魅力を最大限に惹きだして表現しています。また京都の本社に併設の自社工場で徹底的に検証して織り上げる、織物メーカーならではのコレクションです。
※織物設計 織物の設計図を作ること。織り方・糸種・織機などを決めていく。
今年の新作は、「桜咲き」と題し 桜 と 月 をモチーフに採用しました。
桜は日本人にとって特別な花。かねてより考えていた「いつかはコレクションに加えたい」という思いがようやく実現しました。桜の花をモチーフにして表現するのではなく、花の重なりや枝ぶりを描くことで 桜の木 を感じられるよう、季節を問わず一年を通してお使い頂ける柄に仕上げました。また、揺れ漂う桜の薄い花びらを、
月は、モチーフとして桜と相性が良く、抽象的なデザインとすることで桜柄とマッチすることから、コーディネートも出来るアイテムとしてデザインしました。
Sumiko Honda シリーズは、これからも、日本人の美意識や感覚を呼び覚まし、生活空間に潤いと彩りを提供できるようなファブリックづくりを目指していきます。
「桜咲き」 概要
チェルカーレ(桜柄 左)とセレニータ(月柄 右)の手描きのデザイン画 と試作ファブリック
スミコ・ホンダ
川島織物セルコンのトップデザイナー 本田純子が、デザイン・設計・プロデュースするオリジナルブランド。 季節の移ろいや陰影、自然の美しさからインスピレーションを得て手描きでデザインする。日本の伝統と西欧のモダンさを併せ持つデザインと、豊かで繊細な色彩と風合いを生むファブリックは、彼女の得意とするハイレベルな「織設計」技術によって表現され、高い評価を得ている。2006 年にはホームデコレーションの見本市「メゾン・エ・オブジェ・エディトゥール」(パリ)へ招へいされるなど、その評価は日本国内にとどまらず、海外にも広がっている。 HP:http://www.kawashimaselkon.co.jp/ja/SumikoHonda/
■収録点数 32 柄 136 アイテム
■デザイナープロフィール
本田 純子
1986年 株式会社 川島織物(現:株式会社 川島織物セルコン)入社
1990年 国際見本市ハイムテキスタイル展(独フランクフルト)に出展の
「イルマーレ」の開発に従事
1994年 「イルマーレ」がスミソニアン博物館(米)のコレクションとなる
1998年 Sumiko Honda ブランド発表
2006年 メゾン・エ・オブジェ・エディトゥールに日本企業で初出展
2009年 グッドデザイン賞受賞
2017年 新シリーズ「桜咲き」発売