2017年04月28日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、マンションリフォーム用玄関ドア「RSシリーズ」に、マンションの室内空間に快適な風通しを実現する「通気機能付ドア」を追加し、2017年4月から全国で発売します。
「RSシリーズ 通気機能付ドア」施工例
マンションストック数は年々増加しており、共用部の大規模リフォーム時期を迎える築30年以上のマンションが、5年後の2020年には現在の約1.5倍となる約145万戸にも上ることが想定されています。
そのような中、2016年度から国土交通省の「住宅ストック循環支援事業」(補助金制度)の対象商品に玄関扉が追加されたこともあり、大規模修繕時の玄関ドア改修に注目が集まっています。
※マンション共用部における補助金額は玄関1扉あたり2万〜2万5千円で、サッシを含め戸当たり30万円まで(5〜7地域)
そこでこのたび、リフォーム用玄関ドアのさらなる需要に応えるべく、住宅ストック循環支援事業の対象商品でもある主力商品「RSシリーズ」に、ドアを閉めたままでも通気性を確保できる「通気機能付ドア」を追加します。
これにより、これまでの意匠、性能改善や使い勝手向上に加え、玄関側とベランダ側からの二方向換気による住環境改善に広く対応できるようになりました。さらに、マンションでの困りごとのひとつである、換気扇使用時での室内外の圧力差による、扉が重くて開けにくいなどの現象に対しても効果を発揮します。
また、通気ユニットは外側からは見えない構造としているため、外観意匠を損ねることなく採用いただけます。さらに、郵便受付きにも対応可能なほか、室内側に設置された通気パネルはホコリをキャッチする防埃ネットを標準装備し、お手入れにも配慮した着脱式の設計となっています。操作ボタンによって開閉操作ができるため、かがむことなく楽な姿勢で操作することができます。
LIXILでは、新築市場向けに展開するマンション用通風換気機能付玄関ドア「NX-Pro<エアート>」とあわせ、リフォーム市場にも「RSシリーズ 通気機能付ドア」の普及を図ることで、今後もお客さまに快適な暮らしが実現できる提案を行ってまいります。
<参考資料>
・ ドアを閉めたままでも通気性を確保
通気ユニットにより、扉を開けることなく新鮮な空気を室内へ取り込めます。扉を閉めたまま通気できるのでプライバシーの保護、防犯にもつながり安心です。通気ユニットは外側からは見えない構造としているため、外観意匠を損ねることなく採用いただけます。
室外側からは通気ユニットが見えない構造
通気ユニットの仕組み
扉の底部から流れ込んだ空気は給排気口からレジスターを通り、室内へ。レジスターの開閉はスライド式の操作部品で行えます。レジスターを閉じておけば空気の流入をシャットアウトします。
・ ホコリをキャッチする防埃ネットを装備し、お手入れも簡単
通気パネルの裏側にはホコリの侵入を防ぐ防埃ネットを標準装備。 着脱式のためお手入れも簡単に行うことができます。通気パネルのねじは抜け防止機構になっているので、お手入れの際、ねじを失くす心配がありません。
・ 立ったまま通気操作が可能な操作ボタン
楽な姿勢で通気操作が行えるよう、操作部品の位置を設定しています。操作ボタンは軽い力でも操作しやすい形状にデザインされており、薄暗い中でも見やすいよう視認性に配慮した配色としています。
また、室内側は郵便受付きにも対応可能です。
・ 室内と室外の圧力差を軽減し、扉を開閉する力を軽減
スリットから空気が室外側へ抜けることで、扉が室内側に引っ張る力を緩和。扉の開け閉めも楽に行うことができます。
「RSシリーズ」で展開している8デザイン・15カラー(室外側)のデザインラインアップからお選びいただけます。室内側には落ち着いた色合いのクリームホワイトを標準色として設定、通気パネルカラーも3色からお選びいただけます。
<通気パネルカラーバリエーション>
■販売地域
全国
■発売日
2017年4月1日