2017年03月15日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、全国のビルダーさま向けに展開している各種設計・申請サポートのラインアップに、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の仕様策定から、建築物の省エネルギー性能を表す第三者認証制度であるBELS※1の取得まで、ニーズに応じて様々なサポートを行う新サービス「ZEH設計サポート」を追加し、2017年4月より全国で提供開始します。
※1:建築物省エネルギー性能表示制度
LIXILは、2020年の省エネルギー基準の義務化を見据え、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の普及促進などを通じて、住宅の高性能化に取り組んでおります。しかし、2016年4月にスタートしたZEHビルダー登録制度においては、登録ビルダーのうち79%が補助金申請をしていない現状にある※2など、高性能住宅の普及については、課題が残っているのが現状です。
そこでLIXILでは、住宅の断熱性能を上げる高性能建材とあわせ、ビルダーさま向けの設計サポートを提供していくことで、高性能住宅の普及促進を図るべく、本サービスをスタートします。
※2:一般社団法人 環境共創イニシアチブ「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会 2016」資料より
簡易ZEH判定・アドバイスシート(イメージ)
「ZEH設計サポート」では、5つのメニューを用意しています。ビルダーさまのプランがZEH基準に適合するかを判断する「簡易ZEH判定・アドバイス」から、「BELS申請取得サポート」まで、住宅の高性能化を考えるビルダーさまの様々なニーズに対応します。
また、「簡易ZEH判定・アドバイス」ではZEH基準をクリアするアドバイスを提供、それ以外のメニューにおいては、目標の性能達成まで何度でも判定を実施するなど、ZEH基準判定だけにとどまらず、目標性能の達成まで継続してサポートすることを特長としています。
LIXILでは今後も、「ZEH設計サポート」の普及促進を図ることで、日本の住宅の高性能化を促進し、豊かで快適な住生活の未来に貢献していきます。
<参考資料>
「ZEH設計サポート」では、下表にある5つのメニューを提供していきます。B〜Eのメニューにおいては、ZEH基準や目標の基準達成までサポートするサービスが特長です。
「簡易ZEH判定・アドバイス」(下記A)は、ラフプラン段階の実物件や参考モデルプランなどの住宅に対して、簡易外皮計算、一次エネルギー消費量計算、ZEH判定を実施。基準に満たない場合は仕様変更提案付きのアドバイスシートを、基準適合の場合はプラン確定に向け注意するポイントを記載したシートを提供します。
また、ビルダーさまからの要望も多かった「BELS申請取得サポート」(下記B、C)については、新築住宅の性能に応じ ★★〜★★★★★(ゼロエネ相当)まで対応します。目標の性能を達成するためのご提案、面倒な申請図書作成(A4 約100枚)、性能根拠資料の収集、評価機関とのやり取り、評価ラベルの取得までトータルで実施します。
そのほか、ZEHに適合する仕様をつくるための設計サポート(下記D)や、長期優良住宅をはじめとする別の設計サポートへのオプション設定(下記E)もご用意しております。
地震に強い設計や窓を活かしたデザインはもちろん、国の施策や住宅ローン減税等に対応する適合証等の取得手続きを強力にサポートしています。
■提供開始日
2017年4月3日
■提供地域
全国