2017年10月16日
株式会社川島織物セルコン(本社:京都市 社長:山口進)は、インハウスデザイナー本田純子による初の企画展『Sumiko Honda展 Textile・・・そのうまれる時』 を、2017年11月9日(木)〜21日(火)の期間、LIXIL:GINZA(所在地:東京都中央区)で開催します。
『Sumiko Honda展 Textile・・・そのうまれる時』展示イメージ(左)と、「チェルカ―レ」のデザイン(右)
川島織物セルコンのファブリックブランド「Sumiko Honda」を手掛ける本田純子は、企画からデザイン、織物設計までを自らが手がける、日本でも数少ないテキスタイルデザイナーです。ファブリックを通して生活を豊かにしたいという想いから、“日本の四季”をテーマに生み出してきた作品は、織物の仕組みがわかる本田だから成しえる繊細な表現で、「Sumiko Honda」発足以来、高い評価を受け続け、多くのファンを持つブランドに成長しました。
本田純子のファブリック製作へのアプローチは、自然からインスピレーションを受けるところから始まります。頭に浮かんだイメージを、手描きでデザイン画に起こすなかで、色・質感・奥行きが具現化されていき、そこからそのデザインを糸1本1本で紡ぎ出し、多くの技術者の手を経てファブリックとなる・・・今回の企画展は、デザイン画やスケッチ、意匠図、糸などの展示により、制作プロセスを可視化することによって、本田の想いや「Sumiko Honda」の世界観を感じとっていただける内容となっています。
また、初期のデザインから、新たな代表作ともいえる最新デザイン「チェルカ―レ」など、「Sumiko Honda」におけるデザインの変遷を、ファブリックのインスタレーションとしてご覧いただけます。
デザイン・色・糸・織すべてにこだわり、生活を豊かにするファブリックを製作する本田純子のモノづくりの魅力を是非ご覧ください。
「Sumiko Honda展 Textile・・・そのうまれる時」
本田 純子(ほんだ すみこ)
川島織物セルコンのインハウスデザイナー。
米国国立スミソニアン協会の所蔵となるファブリック設計を手掛けた実績を基に、1998年に「Sumiko Honda」ブランドを発表。季節の移ろいや陰影、自然の美しさからインスピレーションを得て手描きでデザインする。日本の伝統と西欧のモダンさを併せ持つデザインと、豊かで繊細な色彩と風合いを生むファブリックは、彼女の得意とするハイレベルな「織設計」技術によって表現され、高い評価を得ている。2006年にはホームデコレーションの見本市「メゾン・エ・オブジェ・エディトゥール」(パリ)へ招へいされるなど、その評価は日本国内にとどまらず、海外にも広がっており、コレクションの拡充と飛躍を目指し、毎年、新作を発表、挑戦を続けている。
(HP:http://www.kawashimaselkon.co.jp/ja/SumikoHonda/)
【略 歴】