2018年08月16日
株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、ビル用高意匠隠框サッシ「E-SHAPE Window」に、内観見付を60mmまでスリム化し、すっきりとした意匠と開放的な空間を実現させる「E-SHAPE Window TYPE-S」を追加し、2018年8月16日より発売します。
「E-SHAPE Window TYPE-S」のイメージ
昨今、ビル建築はより開放的な空間を求められる傾向にあり、カーテンウォールやビル用サッシは、建物のファサードや室内空間を演出する重要な要素となっています。特に横連窓の設計では、無目(横桟)、方立(縦桟)を極限までスリムにし、さらに排煙窓などプロジェクト窓との連窓でも外観を損なわない意匠性が求められています。
「E-SHAPE Window TYPE-S」は、そうした建築家のニーズに応えるため、外観の無目/方立の見付幅を55mmに保ちつつ、内観の方立見付幅を60mmまでスリム化しました。異なる窓品種でも同じ見付幅で、外観・内観ともに意匠を統一できます。また、眺望の妨げにならない大型タイプのたてすべり出し窓や、ピボットヒンジドアは、昨今需要の多いフルハイト(H3,000mm)仕様を選ぶことができ、より開放的な空間を演出します。統一された意匠での設計が可能な品種として、ビル一棟に必要なFIX窓や、排煙窓、ピボットヒンジドアなど豊富な品種を取り揃えたほか、単窓での使用に特化したスリムFIX窓(外観の見付幅25mm)もラインアップしました。加えて、耐風圧性能の向上(2,800Pa)や、断熱性能の向上(H-3)など基本性能も向上させ、より幅広い設計に対応できるようにしています。
LIXILは今後も、建設市場のニーズに合わせた省施工、デザインと安全・安心性能を追求した魅力ある商品を開発していきます。
<参考資料>
「E-SHAPE Window TYPE-S」は、FIX部から可動部まで外観の見付幅を55mmで統一。金物や装置も隠蔽し、無駄のないデザイン空間を作り上げます。さらに室内側の方立見付を60mmまでスリム化し、極限まで意匠性を追い求めたデザインとなっています。
空気層16mmの複層ガラスまで対応可能でありながら、四周のフレームの見付幅を25mmにまで抑えた「スリムFIX窓」を設定。より開放的な意匠を実現できます。
「E-SHAPE Window TYPE-S」では、可動部でもFIX部と同様に、フロア間を一枚のガラスで対応できるよう、最大H3,000mmの大型化を実現しました。非常用進入口など、可動部を設置する際に無目を入れる必要がないためFIX部と同じ割付けにできます。可動部が大型化されたことにより、建物全体の外観イメージを崩さず統一感をもたらすことが可能になり、設計者の意図を忠実に表現することができます。
基本性能の向上と共に、窓品種の追加に加え、強度に合わせた枠バリエーションやセットバック水切材を用意し、多くのニーズに応えることの出来るラインアップを用意しました。
※遮音性は、5mm+A12mm+6mmの複層ガラスを使用した場合です。
※断熱性は、5mm+A12mm+5mmの複層ガラスを使用した場合です。
FIX窓、スリムFIX窓、たてすべり出し窓、大型たてすべり出し窓、排煙外倒し窓、排煙突出し窓、
がらり、ピボットヒンジドア
■発売地域
全国
■発売日
2018年8月16日