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ハーフセルと最新技術採用により、高効率・高出力310Wを実現
ソーラーパネル「Jシリーズ」新発売

2018年11月20日

株式会社LIXILは、ハーフセルと最新技術の採用により、高効率・高出力を実現したソーラーパネル「Jシリーズ」を2018年12月3日より受注開始します。この度の「Jシリーズ」の発売により、LIXILの太陽光発電システムは、「Gシリーズ」(250W)「Jシリーズ」(310W)の2シリーズのソーラーパネルからお選びいただけるようになります。

ソーラーパネル「Jシリーズ」

この度受注開始する「Jシリーズ」は、ハーフセル技術により、電流が小さくなるため、配線部分での電力ロスを低減します。モジュール化した際の損失を抑え、セルの個体差による影響を減少し、総合的な効率の向上が可能となりました。

また、バスバーの細線化によりセルとバスバーとの間の残留応力が減少し、これにともない、セル内のマイクロクラック発生リスクが抑制されます。さらに、残留応力が減少するとセル・バスバー界面が剥離するリスクも減少しますので、結果として、ホットスポットの発生リスクが抑制されています。

サイズは、標準サイズとなる「Fサイズ」と、その約80%の大きさの「Sサイズ」の2つのサイズをご用意しています。2つを組み合わせて配置することにより、敷設面に対して無駄なくモジュールを敷き詰めることができ、発電量の大幅アップを実現します。

「Jシリーズ」は、デザイン性と施工性も兼ね備え、大容量発電が可能な屋根一体型太陽光発電システム「ソーラールーフ」や、高い強度と止水性能を実現したアルミ架台「ソーラーラック」のほか、金属折板屋根に取り付けられる軽量ソーラー架台「ソーラーベース」に対応し、戸建住宅からオフィスや工場、店舗まで、様々な場所へ設置できます。

LIXILは今後も、発電効率が高く、1年を通じて安定した発電を実現する太陽光発電システムを提供し、ソーラー時代のニーズに応えます。

<参考資料>

ソーラーパネル「Jシリーズ」商品特長

1.ハーフセルと最新技術採用により、高効率・高出力310Wを実現

「Jシリーズ」は、フルサイズセルを半分の大きさにすることで電流値を低減し、モジュール化した時の損失を抑え、総合的に発電効率を向上する「ハーフセル」を採用しています。6インチのフルセルと比較した場合、同じ敷設面積でも出力量が約7%向上します。

また、バスバーの細線化によりセルとバスバーとの間の残留応力が減少し、これにともない、セル内のマイクロクラック発生リスクが抑制されます。さらに、残留応力が減少するとセル・バスバー界面が剥離するリスクも減少しますので、結果として、ホットスポットの発生リスクが抑制されています。

※6インチフルセル・単結晶PERCの場合の出力:Fサイズ290W、6インチハーフセル、単結晶PERCの場合の出力:Fサイズ310W

・ソーラーパネルシリーズ 新旧比較

シリーズ名 Jシリーズ<新> Eシリーズ<旧>
サイズ Fサイズ Sサイズ Fサイズ Sサイズ
公称最大出力 310W 245W 290W 230W
外形寸法 1670×992×35mm 1338×992×35mm 1640×992×35mm 1324×992×35mm
モジュール変換効率 18.7% 18.5% 17.8% 17.5%
セル変換効率 21.1% 20.9% 19.9% 19.7%

※表記の数値はJIS C 8918で規定するAM1.5、放射照度1,000W/㎡、モジュール温度25℃での値です

※セル変換効率は「モジュール公称最大出力(W)×100÷セルの総面積(㎡)×1,000W/㎡」の式で算出した実効変換効率です

2.優れた耐荷重性能で、150cm以下の積雪地域にも対応

風圧荷重3800Pa・積雪荷重5400Paと優れた耐荷重性能で、垂直積雪量150cmまでの積雪地域に設置可能となり、安心してご使用いただけます。

3.2つのサイズ展開で最適な配置と発電量アップが可能

標準サイズの「Fサイズ」に加え、約80%の大きさの「Sサイズ」をラインアップしています。2種類のサイズのパネルを組合せて配置するFSコンビネーションにより、ほぼ同じ敷設面積でも発電量を大幅にアップすることが可能です。

ソーラーパネル「Jシリーズ」採用の主な太陽光発電システム

・ 屋根一体型太陽光発電システム「ソーラールーフ Jシリーズ」

「ソーラールーフ」は美しいデザイン性や施工性を兼ね備えた屋根一体型太陽光発電システムです。屋根の隅々まで無駄なく設置できるので、屋根を最大限に活用できます。高効率のソーラーパネル「Jシリーズ」の採用で大容量発電が可能です。

・ 住宅用太陽光発電システム「ソーラーラック Jシリーズ」

傾斜屋根設置用の「ソーラーラック」は、高い強度と止水性能を実現するアルミ架台です。縦桟と横桟を組み合わせることで強度を高める垂木施工が可能です。また、シール付きネジで施工することで、止水性能を高めます。

・ 太陽光発電システム「ソーラーベース Jシリーズ」

「ソーラーベース」は金属折板屋根に取り付けられる軽量ソーラー架台です。折板屋根の中心である重ね式・ハゼ式に取り付けることができます。工場や倉庫などの折板屋根をはじめ、アパートや商業店舗などにもおすすめです。

ソーラーパネル「Jシリーズ」セット上代価格例

商品名:「ソーラーラック Jシリーズ」システム構成例(3段7列の場合)
価格:3,178,500円(税抜)〜 ※出力6.51kW
構成:太陽電池モジュール21枚(Fサイズ)、パワーコンディショナ

※カラーモニター、架台、配線材、設置工事費は含みません

販売地域

全国

発売日

2018年12月3日