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LIXILと地域工務店協働によるIoT技術を活用した実証プロジェクトが
「平成29年度サステナブル建築物等先導事業(次世代住宅型)」に採択
〜「省エネ・健康・快適」×「便利・安心・楽しい」暮らしを実現する住宅の普及に向けたプロジェクト〜

2018年02月15日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、この度、国土交通省が募集する「平成29年度サステナブル建築物等先導事業(次世代住宅型)」に、『建材メーカーと地域工務店協働による「省エネ・健康・快適」×「便利・安心・楽しい」暮らしを実現する住宅の普及に向けたプロジェクト』を提案したところ、「防犯対策の充実」「家事負担の軽減、時間短縮」のテーマにて採択されました。

※「サステナブル建築物等先導事業(次世代住宅型)」:子育て世帯、高齢者世帯など幅広い世帯のニーズに応える住生活関連の新たなビジネス市場の創出・拡大の促進を図るため、健康・介護、少子高齢化に寄与するIoT技術等を活用した住宅の実用化に向けた課題・効果等の実証を行う事業を募り、支援する国土交通省の公募事業。

LIXILではこれまでも、室内温度差のない健やかで快適な住まいを実現するため、さまざまな高性能な建材や設計サービス、さらには住宅の快適性を体感していただく施設「住まいStudio」を展開するなど、地域工務店さまとともに健康で快適な家づくりのサポートしてきました。

今回LIXILが提案するプロジェクトは、「省エネ・健康・快適」に加え「便利・安心・楽しい」暮らしを実現する住宅の普及に向け、建材や人感センサ、カメラなどとIoT技術を連携させ、AIスピーカーや1つのスマートフォンアプリで操作可能なシステムを用いた実証を、地域工務店さまと協働で行うものです。

「防犯対策の充実」に関しては、スマートフォンと連動した玄関ドアの施錠確認・操作や、住宅内に設置した各種センサやカメラとスマートフォンとの連動による自宅の見守りサービスなどの防犯対策について、「家事負担の軽減、時間短縮」のテーマに関しては、玄関に設置した人感センサとカメラの連携により子どもの帰宅をメールで確認できる機能や、AIスピーカーやスマートフォンから照明やエアコン、シャッターなどさまざまな設備を一括管理できる機能などについて、利用状況や利用満足度を検証していきます。なお、本プロジェクトは、住まいをトータルでIoT連携させるLIXILのリンクシステム(2018年4月より全国で発売開始予定)を対象としたもので、検証結果は、本システムを中心とした商品・サービスの開発・普及促進に活用します。

LIXILは、今後も、IoT技術を活用した住まいのリンクシステムをはじめとした商品・サービスを通じて、地域工務店さまとの連携により、豊かで快適な住生活の実現に貢献していきます。

<参考資料>

住まいをトータルでIoT連携させるLIXILのリンクシステムについて

1.「ホームコントローラ」と「リンクコントローラ」を独自システムで融合

LIXILが提案する住まいのリンクシステムは、住まいの中のさまざまな機器や建材、センサをインターネットでリンクさせることで、ひとつ先の便利と安心を提供する新たなシステムです。

建材とAIスピーカーをつなぎ、住まいをトータルでIoT連携させるシステムは、国内初の商品となります。

※当社調べ(2017年12月4日発表時点)

<システム構成>

本システムは、家庭の電気機器をつなぐことで、エネルギーの使用状況の見える化や家電機器の遠隔操作を可能にする「ホームコントローラ」と、住宅に設置したセンサやカメラによって見守り・防犯を可能にする「リンクコントローラ」、そして両者をLIXIL独自の技術で一括連携させる「ルーター」によって構成されます。

これにより、AIスピーカーやスマートフォンアプリによる一括管理・コントロールが可能となり、これまでにない快適な住生活の可能性を広げます。

2. 毎日の暮らしに寄り添う“これからの住まい”を実現

・ 建材・設備・家電製品等の遠隔操作

家中の照明や家電製品・給湯設備・窓シャッターなどさまざまな設備を、スマートフォンアプリから遠隔で操作することができます。
外出先から消し忘れた照明やエアコンをオフにしたり、帰宅時間にあわせてお風呂を沸かしておくこともできます。また外出したあとに戸締りをしたかどうか不安になったときも、アプリからカギの開閉履歴をチェックし、遠隔操作で戸締りすることも可能です。

・ センサや音声認識による自動制御

AIスピーカーによって、ご自宅のさまざまな設備を一括管理。出かける際に、AIスピーカーに一声かけるだけで、照明やエアコンをオフにしたり、シャッターを閉めたりすることも可能です。
また、玄関ドアの開閉との連動も可能なので、帰宅時に玄関ドアを開けると同時に照明が点灯するように設定することも可能です。

・ 留守宅や実家の見守り/防犯

住宅内に設置した各種センサやカメラを一括管理することで、外出先からスマートフォンで自宅を見守ることができるようになります。
玄関に設置したIPカメラの人感センサにより、子どもの帰宅や不審者の侵入など、すぐさま動画付きメールで確認することができます。

・ エネルギーや生活習慣の見える化

ガス・電気・水道の使用量で生活状況を把握できます。また、生活パターンを読み取って、おすすめの電力会社や電力プランをお知らせします。

3.自由度の高いアシストルール機能

何をきっかけ(トリガー)として、どのような動作(アクション)に繋げるのかというルール設計を、ユーザーが自由に設定できる仕様としています。これにより、ユーザーさまの生活スタイルや世帯構成など一軒一軒に合わせた設定を可能にします。

さらに、このシステムには、一般的な家電製品で使われる赤外線式のリモコンも組み合わせることができ、暮らし方にあわせた機能を自由にカスタマイズすることも可能です。

販売地域

全国

発売日

2018年4月(予定)