2018年11月01日
株式会社LIXILは、近年、社会問題のひとつとして注目されはじめたヒートショックに関する正しい理解の浸透と対策を促進するため、理念をともにする複数企業の協働での取り組みとなる「STOP!ヒートショック(TM)」プロジェクトに賛同・参画し、2018年11月1日〜2019年2月28日を重点活動期間として、昨年に引き続き今年度も啓発プロモーションを展開します。
「STOP!ヒートショック」プロジェクトは、ヒートショックや住まいの寒さなどに関する理解と対策方法を社会に広め、一人でも多くの方にリスクを回避していただけるよう、対策の啓発を目的とした企業協働の活動を開始しています。
本プロジェクトは、協賛企業が協働で行う社会貢献型啓発プロジェクトで、まだ認知の低いヒートショックのリスクと対策を呼びかけるべく、様々な啓発活動を進めていきます。
(ご参考)2017年12月1日〜2018年2月28日で単発キャンペーンを実施。本年度より正式にプロジェクト化。
【「STOP!ヒートショック」プロジェクトの今期の主な活動】
①プロジェクトオフィシャルサイトオープン
家やお風呂に関するヒートショックのリスクを確認できたり、すぐに実践できる対策動画をご覧いただけたりと、日々の生活で役立つコンテンツをご用意しています。
②オリジナル啓発ポスター掲示、リーフレット配布
③一般財団法人日本気象協会 天気予報専門メディアtenki.jp内ヒートショック予報ページでの発信
LIXILでは、さまざまな建材・住宅設備やサービス等の提供を通じて、室内温度差のない“健やかで快適な住まい”を提案しています。設置することで室内温度差を軽減し、ヒートショック対策に有効な商品として、家の中で熱の出入りがもっとも大きいとされる窓の断熱性を高める内窓「インプラス」や、天井・壁・床に保温材を追加することで断熱性能を高めたシステムバスルーム「SPAGE(スパージュ)」などをご用意しています。また、全国93カ所あるLIXILショールームでは、ご来館いただいたお客さまへの啓発活動として、ヒートショックの仕組みやご自宅で簡単に実践できる対策についてご説明したり、家の断熱性を高めるLIXIL商品をご提案したりするなどの活動に取り組んでいます。
さらに、今年4月から展開している、熱中症やヒートショックを引き起こす一因になり得る「室内温度」に着目し、「省エネ」かつ「健康・快適」な暮らしを実現することの重要性についてお客さまとともに考えるLIXILの取り組み「THINK HEAT 〜考えよう ヒトと地球にやさしい温度〜」を冬も継続して展開します。
LIXILでは、今後も断熱性能を高める高性能な建材・設備機器や、サービスを通じて、豊かで快適な住生活の未来に貢献していきます。
<参考資料>
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動などの温度の急な変化が体に与えるショックのことです。ヒートショックが原因となる死亡事故に限りませんが、入浴中に急死した方が約19,000人と推計※1されたこともあります。
また、入浴事故と血圧の変動は深く関係していると言われています。特に、高齢者は血圧変化を起こしやすく、体温の調節機能も低下しがちなことから、注意が必要です。※2
しかしながら、ヒートショックという言葉自体の認知がまだ低く、対策方法も十分に理解されていないというのが現状で、高齢化社会を迎える日本にとって今後対応が必要とされるテーマのひとつであるといえます。
※1:消費者庁ニュースリリース「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください!」(2017年1月25日)
※2:東京都健康長寿医療センター研究所「入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう」(2014年9月)
「STOP!ヒートショック」プロジェクトは、ヒートショックに関する正しい知識の普及に努めるだけでなく、安心した暮らしに役立つ、生活に密着した具体的な対策アクションの発信、温度のバリアフリー化の提案を行います。
<「STOP!ヒートショック」プロジェクトの今期の主な活動>
重点活動期間:2018年11月1日〜2019年2月28日
主な啓発活動:
①プロジェクトオフィシャルサイトオープン
ヒートショックに関する情報を集約し、発信する場として、11月1日にオフィシャルサイトを開設します。オフィシャルサイトでは、身近なリスクを確認できるコンテンツ「おうちの対策おすすめポイント」、「お風呂の安心度チェック」や、自宅ですぐに実践できる「対策動画」等、日々の生活で役立つ充実したコンテンツをわかりやすく提供します。
また、ヒートショック対策の一助として役立つ、協賛企業の商品やサービスの紹介も行っています。
②オリジナル啓発ポスター掲示、リーフレット配布
協賛企業でのイベントや展示会などでポスターの掲示やリーフレットの配布を行い積極的な啓発活動を行います。
③一般財団法人日本気象協会 天気予報専門メディアtenki.jp内ヒートショック予報ページでの発信
日本気象協会と東京ガス株式会社が共同で開発したヒートショックのリスクの目安をチェックできるヒートショック予報をtenki.jpサイト内で期間中発信し、プロジェクトと連携してヒートショック対策を呼びかけていきます。日々変化する気象の予測情報に基づいた予報で、タイムリーにまたピンポイントに地域ごとで活用いただけます。
URL:https://tenki.jp/heatshock/
※今シーズンのヒートショック予報ページ公開期間は2018年10月1日〜2019年3月31日まで
・ 内窓「インプラス」
既存の窓はそのままに、室内側に樹脂製内窓を取り付けるだけの簡単施工です。窓1カ所あたり1〜2時間程度で施工が完了するので、住まいながら工事が可能です。既存の窓との間に生まれる空気層が熱や音を遮る壁の役割となり、断熱効果や防音効果を生みだします。
・ システムバスルーム「SPAGE(スパージュ)」
「SPAGE」は、“湯を愉しむ。時を、味わう。”をコンセプトに、お風呂の原点ともいえる“温泉/SPA(スパ)”を自宅で愉しめるシステムバスルームです。この「SPAGE」には、バスルームの天井・壁・床に保温材をプラスし、断熱性能を高める「まるごと保温」が標準搭載されています。
「みんなでスマイルエコプロジェクト」第2弾の取り組みとなる「THINK HEAT 〜考えよう ヒトと地球にやさしい温度〜」では、「室内温度」に着目し、「省エネ」かつ「健康・快適」な暮らしを実現するために住まいでできることを、学びや体感を通じてお客さまとともに考え取り組んでいきます。
このほか、活動を地域社会に広げる「自治体との協働プロジェクト」や高断熱住宅の快適性を体感できる「住まいStudio」の展開、小学校への「出前授業」に「健康と環境によい住まい方」の授業を追加するなど、“THINK HEAT”を推進しています。
【ホームページ】https://www.lixil.co.jp/minnadesmileecopj/thinkheat/