2018年07月02日
株式会社川島織物セルコン(本社:京都市 社長:山口進)の運営する染織の学校 川島テキスタイルスクール(京都市左京区)は、学生が制作したタペストリーを近隣施設に展示していただきました。
川島テキスタイルスクールでは、例年、修了制作の一環としてタペストリー制作を行っています。今回、初の試みとして近隣施設にタペストリーの展示協力をいただき、作品を多くの方にご覧いただけることになりました。
学生は例年、7月頃から作品のテーマの選定、デザイン考案をはじめ、3月に実施する修了展でのお披露目をめざし、約8カ月かけて作品制作に取り組みます。修了展間際には、連日夜遅くまで休日返上で取り組み、織りあげた作品です。
今回は作品が展示されることが予め決まっていたので、それぞれの施設の方に喜んでいただけるようなコンセプトやデザインを考え、作品制作に取り組み、展示先の方々からは、「心がいやされる」「織物はあたたかみがあってほっとする」などの喜びの声を頂くことができました。
また学生にとっても、自分が作りたいデザインではなく、使う人の思いを汲んでの作品制作に取り組めたことは、染織作家や染織技術者を目指す上で大変良い経験となりました。
川島織物セルコンは、これからもこの様な活動を通じて、地域社会との交流を深めていきます。
左:タペストリー制作の様子 右:展示頂いた 社会福祉法人市原寮 花友しらかわ関係者と作品
<参考資料>
■川島テキスタイルスクール http://www.kawashima-textile-school.jp/
織り実習
織り実習
グループ製作
校舎外観