2018年10月29日
株式会社川島織物セルコン(本社:京都市 社長:山口進)は、当社が展開するファブリックブランド「Sumiko Honda」の設立20周年を記念して、20年間の歩みを振り返る企画展『Sumiko Honda展 Textile・・・その布の歩み』 を、2018年11月8日(木)〜27日(火)の期間、LIXIL:GINZA(所在地:東京都中央区)で開催します。
Sumiko Hondaは豊かな生活空間づくりにファブリックで貢献する事を目指し、1998年にブランドを設立しました。日本の四季をテーマに織り上げたファブリックは、日本の伝統と西欧のモダンを併せ持つデザインと、豊かで繊細な色彩と風合いが、多くのお客様より評価いただき、この度20周年を迎えることができました。これを記念し、デザイナー本田純子のモノづくりと、ブランド収録の全商品を紹介する展示を企画しました。
本田は、企画・デザインから織物設計までを自らが手がける、数少ないテキスタイルデザイナーです。織物の製作は、まずデザインを作成し、次にそのデザインを織物にするために糸種や織り方を決めていく織物設計を行います。この2つの工程は別の担当者が行うことがほとんどで、本田も両方を手掛け始めた頃は苦労もしましたが、「年を重ねるごとに、自身のイメージとデザイン画作成、織物設計が自然につながってきた」「織物を製作できる喜びと深みが増してきた」と語っています。
今回の企画展では、デザイン画や意匠図など製作プロセスをご紹介する展示をはじめ、初期のデザインから2018年の新作「風 光る」シリーズの作品まで、全32柄123アイテムの展示により、本田の想いとモノづくり、Sumiko Hondaの変遷をご覧いただける内容となっています。
生活を豊かにするファブリックを提供し続けるSumiko Hondaの魅力を是非ご覧ください。
本田 純子(ほんだ すみこ)
川島織物セルコンのインハウスデザイナー。
米国国立スミソニアン協会の所蔵となるファブリック設計を手掛けた実績を基に、1998年に「Sumiko Honda」ブランドを発表。季節の移ろいや陰影、自然の美しさからインスピレーションを得て手描きでデザインする。日本の伝統と西欧のモダンさを併せ持つデザインと、豊かで繊細な色彩と風合いを生むファブリックは、彼女の得意とするハイレベルな「織設計」技術によって表現され、高い評価を得ている。2006年にはホームデコレーションの見本市「メゾン・エ・オブジェ・エディトゥール」(パリ)へ招へいされるなど、その評価は日本国内にとどまらず、海外にも広がっており、コレクションの拡充と飛躍を目指し、毎年、新作を発表、挑戦を続けている。
(HP:http://www.kawashimaselkon.co.jp/ja/SumikoHonda/)
【略 歴】