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<主催:LIXIL、共催:中部国際空港>
地区大会代表29名が“光るどろだんご”づくりの腕を競う
「光るどろだんご全国大会2018」最優秀賞作品を決定

2018年11月27日

株式会社LIXILは、2018年11月25日(日)、中部国際空港セントレア(愛知県常滑市、以下セントレア)にて、地区大会を勝ち抜いた代表29名が「光るどろだんごづくり」の腕を競う「光るどろだんご全国大会2018」を開催し、最優秀賞1点ならびに入賞作品を決定しました。

最優秀賞を受賞した 三好 夢歌さん

三好さんの作品 「昔の遊び」

今大会は、26都府県、LIXILショールームを中心とする営業拠点38会場で地区大会を開催しました。全国大会では、1,059名の中から選ばれた代表29名が、手のひらに乗せた土の塊に、考え抜いた意匠を工夫を凝らして再現した個性豊かな作品を制作し、光るどろだんごづくりの腕と技を競い合いました。

最優秀賞は、愛媛県松山市の三好 夢歌(みよし むじか)さん(17歳)の作品「昔の遊び」、優秀賞は岩手県盛岡市の吉田 由希枝(よしだ ゆきえ)さん(46歳)の「銀河鉄道の夜」、愛知県名古屋市中川区の馬場 睦子(ばば むつこ)さん(42歳)の「天空の紅葉」、そのほか優良賞3点、企業賞2点、三木きよ子※1審査員特別賞1点と、空港を訪れるお客さまからの投票で選ばれる「どろだんごEXPO賞」1点が表彰されました。

最優秀賞の三好さんは、2014年に続いて二度目の最優秀賞受賞となりました。今大会では、持参したペットボトルの蓋をつかって表面に輪を描き、昔の遊び「毬」をイメージして作品を制作しました。三好さんは、「あえてタイトルには『毬』という言葉を入れず、観る人が自由に想像して楽しんでもらえるようにしました。受賞できて嬉しいです。」と語りました。審査員長を務めた、どろだんご・土絵作家の三木きよ子氏は「『昔の遊び』というテーマから、あやとり、けんけんぱ、お手玉など色々な昔の遊びを想像させてくれた素敵な作品。磨きも素晴らしかった」と講評しました。

11回目の開催となった今大会は、セントレアで全国大会を開催する初の試みにあわせて、空港を訪れるお客さまにも広く光るどろだんごの魅力を知っていただくことを目的とした「どろだんごEXPO」を同時開催し、競技作品への一般投票や光るちびだんごづくりワークショップ、プレゼントが当たる巨大ガチャ玉、三木きよ子氏の作品展示などを実施しました。

LIXILは、古来、人の暮らしに欠かせない「土」や、心の込もった「ものづくり」を大切に考えています。身近な天然素材である土の持つ力や魅力を体感し、ものづくりの楽しさと喜びを共に再発見できる「光るどろだんごづくり」を通して、これからも心豊かな住生活の未来に貢献していきます。

※1 三木きよ子:どろだんご・土絵作家。「光るどろだんご大会」の初回(2007年)からどろだんご大会の審査に携わる。
         2013年より、全国大会の審査員長。

「光るどろだんご全国大会2018」結果 各賞紹介と大会概要

最優秀賞
愛媛県松山市 三好 夢歌(みよし・むじか)さん (17歳)「昔の遊び」
優秀賞
岩手県盛岡市 吉田 由希枝(よしだ・ゆきえ)さん (46歳)
「銀河鉄道の夜」
愛知県名古屋市 馬場 睦子(ばば・むつこ)さん (42歳)
「天空の紅葉」
優良賞
広島県尾道市
国竹 潤(くにたけ・じゅん)さん
「空にうつしだされたきょうりゅう」
兵庫県豊岡市
信部 佐和子(しのべ・さわこ)さん
「希望のあさやけ」
愛知県知多郡武豊町
尾上 元美(おのうえ・もとみ)さん
「常滑秋宵」
LIXIL賞 セントレア賞 三木きよ子審査員特別賞
長崎県長崎市
伊藤 朔(いとう・さく)さん
「ひょっこリクシル」
埼玉県川越市
赤川 紘菜(あかがわ・こうな)さん
「夜のゆきだるま」
愛知県岡崎市
橋本 花里奈(はしもと・かりな)さん
「地球」
どろだんごEXPO賞
岡山県岡山市  岩崎 久代(いわさき・ひさよ)さん 「天空に舞う神秘のオーロラ」
【審査方法】 審査ポイントは、光沢のよさ、配色、タイトルのイメージと合っているかどうか、制作のプロセスなど。参加者による投票(各人2票)結果と、審査委員による審査。本大会では、会場の観客からの一般投票による「どろだんごEXPO賞」を設定。
【審査員長】 三木 きよ子    どろだんご・土絵作家
【審 査 員】 大村 卓久      中部国際空港株式会社 執行役員 商業事業部長
佐竹 葉子      株式会社LIXIL 理事 東京2020オリンピック・パラリンピック推進本部長 兼 文化推進部長
尾之内 明美    株式会社LIXIL INAXライブミュージアム 館長

受賞者のみなさんで記念撮影

INAXライブミュージアムでつくる「光るどろだんご」について

大会で制作した「光るどろだんご」は、やきもの用の粘土をまるめたタネをステンレスカップで丸く、真球になるように削り、表面を平滑にして化粧泥(色をつけた土)をのせ、磨きあげて光らせるものです。2ミクロン以下の細かさと扁平な形状という粘土粒子の特性をいかし、表面を押さえつけて粒子の向きをきれいに整えることによって光沢を出します。化粧泥の色の組み合わせや磨き具合で様々な表情が生まれ、子どもから大人まで幅広く楽しむことができます。近年では、色ののせ方を工夫することにより、表現の幅も広がって、より魅力的な体験教室となりました。
INAXライブミュージアムの「光るどろだんごづくり」は、2006年から「土・どろんこ館」の土の体験教室としてスタート。幅広い年齢層に人気で、開始から延べ26万人以上が体験しました。

お問合せ:INAXライブミュージアム
URL: http://www.livingculture.lixil/ilm/
TEL: 0569-34-8282

INAXライブミュージアム概要

『INAXライブミュージアム』
所在地:愛知県常滑市奥栄町1-130
TEL:0569-34-8282
休館日:水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
共通入館料:一般600円、高・学生400円、小中学生200円
ホームページ: http://www.livingculture.lixil/ilm/
LIXIL文化活動Facebook:https://www.facebook.com/LIXIL.culture

LIXILがINAX創業の地、愛知県常滑市で展開しているミュージアムです。
かつて土管が焼かれていた、大煙突と大きな窯を抱く建物を公開するなど、様々な展示や体験教室を通し、土とやきものが織りなす多様な世界と、ものづくりの心を伝えています。1986年「窯のある広場・資料館」に始まり、「世界のタイル博物館」(1997年)「陶楽工房(とうがくこうぼう)」(1999年)を順次開設、2006年には「土・どろんこ館」と「ものづくり工房」を加え、5つの館を擁する「INAXライブミュージアム」としてグランドオープン。
2012年には近代日本の建築と街を彩ったテラコッタやタイルを展示する建築陶器のはじまり館」を開設し、6つの館で躍動感あふれる活動を展開しています。
※「窯のある広場・資料館」は保全工事のため、一時閉館中