ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

LIXILが第2回「ジャパンSDGsアワード」SDGs推進副本部長(外務大臣)賞を受賞
〜グローバルな衛生課題に関する取り組みが評価〜

2018年12月27日

株式会社LIXILは、12月21日(金)に全閣僚を構成員とする持続可能な開発目標(SDGs)推進本部が、国連で採択されたSDGs達成に向けて優れた取り組みを行っている企業・団体等を表彰する第2回「ジャパンSDGsアワード」にてSDGs推進副本部長(外務大臣)賞を受賞しました。

総理大臣官邸で開かれた授賞式後の記念撮影

これまでLIXILは、継続的に衛生的なトイレを世界中の人びとに届けるため、官民連携を通してトイレの未整備によりもたらされる社会・衛生環境問題の解決に向けた活動を行ってきました。

今回の受賞では、革新的で低価格な開発途上国向け簡易式トイレシステム「SATO」製品の開発、「現地に根ざしたソーシャルビジネス」をコンセプトに現地での生産・販売体制の構築・雇用促進、インフラ整備・衛生意識改革のために国際機関やNGOと協働で行ってきたアドボカシー活動と、トイレ一台購入につき、「SATO」を一台寄付する「みんなにトイレをプロジェクト※1」などのビジネスを通した課題解決に貢献している点などが評価され、表彰されました。

株式会社LIXIL取締役 専務役員Chief Public Affairs Officer Jin Montesanoは今回の受賞について次のようにコメントしています。「世界では今でもおよそ 3人に1人が安全で衛生的なトイレのない生活を送っています。これは、多くの人たちがこの深刻な衛生問題の犠牲になっていることを物語っています。当社ではすべて人たちが安全で衛生的なトイレを利用できる世界を目指し、SATOトイレシステムを通じて持続可能なソリューションの提供を続けています。この度、私たちの活動がジャパンSDGsアワードを受賞したことはこの上ない喜びであり、大変誇りに思います。これからも世界中のすべての人びとの生活の質の向上に貢献していきたいと願っています」

世界では、今でも約23億人(およそ3人に1人)が安全で衛生的なトイレのない生活を送り、そのうち約9億人が日常的に屋外で排泄を行わなければならない環境で暮らしています。LIXILではコーポレート・レスポンシビリティ戦略の1つに「グローバルな衛生課題の解決」を掲げ、2020年までに1億人の衛生環境を改善することを目標としています。

また、LIXILでは「SATO」の他にも「マイクロフラッシュトイレシステム」や「ポータブルトイレシステム」などの製品を開発し、各市場のインフラ、所得水準、環境的制約などの特性やニーズに合わせた衛生課題へのソリューションを提供しています。また、外部団体とも積極的に協働し、衛生課題の解決に向け取り組んでいます。直近ではUNICEF(国際連合児童基金)と「Make a Splash! みんなにトイレを」、ビル&メリンダ・ゲイツ財団と「Reinvented Toilet」の試験導入など、戦略的なパートナーシップを結び、2018年1月のスイス・ダボスで開催されたToilet Board Coalition主催のラウンドテーブルで「The Sanitation Economy」に関する基調講演のようなアドボカシー活動も続けていきます。

LIXILは今後も、衛生環境の整っていない地域へ向けて、様々な団体や政府と協働しながら技術開発や啓発活動を進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。

※1:日本で提供する全ての一体型シャワートイレ1台の購入につき、簡易式トイレシステム「SATO」1台を寄付することで衛生環境の改善につなげる「世界の衛生環境を改善しよう!みんなにトイレをプロジェクト」は、これまでに2017年4月〜9月と2018年4月〜9月までの2回にわたって実施。