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業界初※1、災害時にはいつものトイレを1L洗浄に切り替えてそのまま使用
「レジリエンストイレ」が「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2019」
最優秀レジリエンス賞(企業・産業部門)を受賞

※1当社調べ。平常時の水洗トイレを、災害時には洗浄水量を切り替えることで、そのまま水洗として使用できるものとして。

2019年03月18日

株式会社LIXILは、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2019」(主催:一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会)において、平常時も災害時も、いつもと同じ場所・同じ使い方で、子供から高齢者まで誰でも使えるINAX災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」(4月1日より全国発売)が、最優秀レジリエンス賞(企業・産業部門)を受賞しました。

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2019」は、次世代に向けたレジリエンス社会構築のため、強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等を表彰する制度です。

INAX災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」は、災害での断水時でも、いつものトイレをそのまま快適に使用できます。一般的なトイレと異なり、「強制開閉弁」を採用することで、平常時は5L、災害時は1Lの水で洗浄可能※2な状態に切り替えられるのが特長のトイレです。

※2:レジリエンストイレのご採用にあたっては、断水時に汚物を下水道まで搬送するため、「手動給水方式」または「汚水循環方式」のいずれかの配管設計をお勧めしています。

災害時、少ない水でトイレが洗浄できるようになることは、衛生的であることはもちろん、トイレ洗浄用の水の確保も比較的簡単になり被災者の負担を減らすことにもつながります。また、平常時と同じ使い方ができることにより、高齢者や、障がいのある方、子どもや女性など誰でも安心して利用いただけるトイレ環境を提供することが可能となります。

LIXILでは、INAX災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」の普及を通じて、災害時のトイレの課題や総合的な備えの啓蒙をすすめ、災害時の健康被害や災害関連死が少しでもなくなる世界をつくることに貢献してまいります。

<参考資料>

INAX災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」特長

■「いつもと同じみんなのトイレ」−災害時も平常時同様に水洗トイレとして使用

「レジリエンストイレ」は、平常時にはトイレブース内に設置し、本設トイレとして使用。災害時でも平常時と変わらず、同じ場所で使用できます。災害での断水時、いつものトイレをそのまま快適に使用できるようにすることで、被災者のストレス軽減に繋げるとともに、高齢者や、障がいのある方、子どもや女性など誰でも安心して利用いただけるトイレ環境を提供することが可能となります。

・ 通常時は5L、断水時は1Lの水洗に切り替え可能

洗浄ハンドルと開閉弁がロッドで連動し、洗浄ハンドルを回すことで作動する「強制開閉弁」を採用。平常時は5L、洗浄水量1Lでも汚物をスムーズに排出します。切り替えはタンクのフタを外し、内部の止めリングを外すだけの簡単操作です。

トイレ洗浄用に学校などの避難所のプールから水を持ち運ぶのも簡単になり、被災者の負担を減らすことにも繋がります。1L洗浄は、持ち運んだ水をトイレ鉢内にいれるか、タンクに注水するかの2つの方法を用意しており、状況により選択が可能です。

切り替え方法

強制開閉弁

水洗トイレに強制開閉弁を組み合わせる発想で、平常時は水洗トイレとして使用でき、断水時には1Lの洗浄水で汚物を配管に排出します。
開閉弁と溜水の二重防臭構造で嫌な臭いを防ぎます。

※水道まで汚物をしっかり搬送する2種類の配管設計について

断水時の1L洗浄では、汚物が排水横主管内に滞留し下水道まで搬送できません。そのため配管設計まで見直し、1時間ごとにバケツ3杯分ほどの水を最上流のトイレ等から流す「手動給水方式」と、汚水をポンプで循環させる「汚水循環方式」の2種類の配管をおすすめしています。

【レジリエンスについての考え方】

災害時の想定外による破綻を防ぐため、「レジリエンストイレ」のみではなく、複数タイプの災害用トイレを避難者の特性に合わせて準備することが重要です。各避難所へ効果的に設置し、時間とともに変化する避難者のトイレに対するニーズに対応します。

ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2019について

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」は、次世代に向けたレジリエンス社会を構築するために全国各地で展開されている“強靭化”(レジリエンス)に関する先進的な活動を発掘、評価、表彰する制度で、“強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等”を実施している企業・団体に対し、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会により選定されます。第5回となる今回は、「企業・産業部門」、「教育機関部門」、「NPO・市民活動部門」の4つの部門で構成されています。全国から多数の応募があり、一次選考(書類審査)と最終審査(審査委員審査)を経て、グランプリ以下、各賞を決定します。