2019年01月11日
この度、一般社団法人日本シヤッター・ドア協会(以下「JSDA」)が認定する「防火シャッター・ドア保守点検専門技術者資格」(以下「JSDA資格」)および、平成28年6月1日施行の建築基準法改正により導入された防火設備定期報告制度に伴い新設された国家資格である「防火設備検査員資格」において、必要経験に満たない当社従業員等(「本件対象者」)がこれらを受験し、資格を付与されていた事実が社内調査により判明いたしました。お客様をはじめ関係者の皆様には多大なご心配をおかけすることとなり、誠に申し訳なく心よりお詫び申し上げます。
本件につきましては、既に関係各所へ報告しており、対象物件のお客様には個別に報告し、ご相談の上、正規の資格者により速やかに再検査を実施してまいります。当社におきましては、今回の不適切な行為が行われた事実を厳粛に受けとめ、さらに第三者による調査を実施し、本件行為が行われた背景、原因を徹底的に究明する予定です。その調査結果および、国土交通省の指示を踏まえ、コンプライアンス教育の更なる徹底、また内部監査体制の一層の強化等、再発防止に努めてまいります。
記
1.現時点までの調査結果について
国家資格である防火設備検査員資格(以下「本資格」)を受験するためには、一定の関連経験が必要となりますが、JSDAが認定するJSDA資格の資格者につきましては、上記一定の経歴を満たしたものと同等の者として取り扱われ、本資格の受講資格が付与されます。JSDA資格を取得する際にも一定の関連する経歴(高卒以上の学歴を保有する者については、シャッター又はドアに関する実務経験3年以上)が必要となります。
今回当社では、JSDA資格を保有する当社従業員(退職者及び派遣社員を含む)の全員の経歴調査を行った結果、28名が、JSDA資格の受験に必要となる経歴を満たしていないことがわかりました。このうち13名が、JSDA資格を利用して本資格の受講資格を得て、同資格を付与されていました。
さらに、当社の協力業者で当社が推薦をしてJSDA資格を得た者がおりますが、このうち1名がJSDA資格の受験に必要な経歴を満たしていなかったことがわかりました。
以上をまとめると以下のとおりとなります。
JSDA資格受講資格 不足者(人) |
左記のうち、 防火設備検査員資格者(人) |
左記、防火設備検査員が 検査を実施した物件・棟数 |
|
従業員 | 28 | 13 | 21物件68棟 |
協力業者 | 1 | 0 | 0 |
13名の従業員につきましては、直属の上長の指示・確認の下、JSDA資格受験のために提出する「受講申込書」において「受講資格」に関連する「最終学歴等」「業務経歴」において、実際とは異なる記述をし、受講資格を得ていました。
今後、第三者である外部弁護士による調査を実施し、本件行為が行われた背景、原因を徹底的に究明する予定です。外部弁護士による調査の結果につきましては、完了後速やかにその内容を公表させていただきます。
2.お客様への影響について
本件対象者が防火設備検査員資格者として検査を行った21物件68棟につきましては、お客様と個別にご相談させていただき、正規の資格者により速やかに再検査を実施してまいります。
所在地別(棟) | |
東京都 | 66 |
千葉県 | 1 |
長野県 | 1 |
用途別(棟) | |||
学校 | 47 | 病院 | 4 |
店舗 | 8 | ホテル | 2 |
事務所 | 6 | 共同住宅 | 1 |
3.再発防止対策について
当社は今回の不適切な行為が行われた事実を厳粛に受け止め、すでに当社の調査結果を踏まえ、受験資格の確認に関する社内プロセスの強化を図りました。
今後は、上記外部弁護士による調査結果を踏まえ、従業員に対するコンプライアンス意識と体制の更なる徹底および内部監査体制の一層の強化等を図ることで、再発防止に努めてまいります。
株式会社LIXIL鈴木シャッターについて
代表者:代表取締役 社長執行役員 山田 智
設立年月日:1936年(昭和11年)7月23日
本社所在地:東京都豊島区南大塚1-1-4
資本金:19億8946万円
売上高:119億5641万円
主要製品:防火・防煙シャッター、軽量シャッター、グリルシャッター、可動式防煙垂れ壁,防水シート、防災設備製品、ドア
<お客様向けお問合せ窓口>
株式会社LIXIL鈴木シャッター 東京メンテナンス支店:廣野
TEL:03‐3944‐1121
<受付時間>
8:30〜17:20
(土・日・祝休日を除く:ただし1/12, 13, 14は受付を致します)