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開発途上国向けSATOトイレシステムが
第7回 技術経営・イノベーション賞にて「選考委員特別賞」を受賞

2019年02月13日

株式会社LIXILは、一般社団法人科学技術と経済の会が主催する「第7回 技術経営・イノベーション賞」において、開発途上国向け簡易式トイレ「SATO」で「選考委員特別賞」を受賞しました。

授賞式の様子(左から当社 Social Sanitation Initiatives 部長 SATOビジネス事業統括 後藤淳一、
科学技術と経済の会 会長 遠藤信博氏)

「技術経営・イノベーション賞」は、経済の発展、社会の変革、競争力の向上、福祉の向上、SDGsへの貢献等を飛躍的に実現するイノベーション(変革を起こした新事業)で、事業化され投資や雇用を生み出しつつある優れた取り組みを表彰するものです。

LIXILは、衛生的なトイレを世界中の人びとに届けるため、官民連携を通してトイレの未整備によりもたらされる社会・衛生環境問題の解決に向けた活動を行ってきました。受賞した開発途上国向け簡易式トイレ「SATO」は、「現地に根ざしたソーシャルビジネス」をコンセプトに現地での生産・販売体制の構築・雇用促進、インフラ整備・衛生意識改革などにより、開発途上国におけるトイレの衛生環境を改善します。

今回、世界の衛生環境改善というグローバルな課題に向きあい、各国のニーズにあった製品・ソリューションを提供し、「作る・売る・使う」というビジネスモデルで現地雇用も創出するなど、この持続可能なソーシャルビジネスは大企業における起業の好例である点などが評価されました。

株式会社LIXIL取締役 専務役員Chief Public Affairs Officer Jin Montesanoは今回の受賞について次のようにコメントしています。「私たちは、世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現を目指し、生活者の視点に立ったデザインを取り入れた製品やサービスを開発・提供しています。今でも世界のおよそ 3人に1人が安全で衛生的なトイレのない生活を送っている中、当社がSATOという持続可能なソリューションの提供を通じて、社会問題の解決に貢献できることを大変誇りに思います。この度、技術経営・イノベーション賞選考委員特別賞を受賞したことはこの上ない喜びであり、世界中のすべての人びとの生活の質を向上させたいと願うLIXILにとって、さらなる動機づけとなります」

LIXILはこれからも、衛生環境の整っていない地域へ向けて、様々な団体や政府と協働しながら技術開発や啓発活動を進め、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。